馬鈴薯里芋
●ワセシロ
あっさりとした味わいなので、
粉ふき芋や、マッシュドポテトなどに最適。
●メークイン
決め細やかな粘質で、煮崩れしにくいので、
シチュー・カレーなどの煮込み料理に最適。
●トウヤ
舌触りがなめらかで、煮崩れしにくいので、
煮物やサラダなどに最適。
●セレベス
親子兼用芋。粘質で、ホクホクして味が良い。
芽が赤いので、赤芽芋とも呼ばれています。
●八つ頭
親芋から小芋が分球しないで塊状に生育する。
その生育姿が八つの頭のように見えるので、
八つ頭と呼ばれています。
●石川早生
小芋用品種。柔らかく、粘りがある。煮物のほかに、
皮付きのまま蒸して、皮を剥いてから食べる
『きぬかつぎ』にもよく利用されます。





馬鈴薯里芋
●硬くて重いもの。
●皮の色が均一で、シワなどが無いもの。
●あまりにも大きいものは、
 中心が空洞になっている可能性もあるので、
 避けたほうが無難。
●持った時にフニフニしていないもの
●硬くて重いもの。
●皮が適度に湿っていて、カサカサしていないもの。

●皮が剥いてある場合、赤い斑点がなく、
 真っ白のものを選ぶようにする





馬鈴薯里芋
●直射日光はもちろん、室内の明るいところも避ける。
●かごやネットなどに入れて風通しを良くしておく。
●生ものを0℃以下で保存すると、デンプン質が破壊され
 味が落ちてしまうので、冷凍保存は避けましょう。
●寒さと乾燥に弱いので、土をつけたまま、
 新聞紙などに包んで、冷暗所で保存。
 その際、新聞紙を少し湿らせておけば、乾燥を防げます。
 ただしやりすぎは痛みの原因なので、ほどほどに。
●夏場は傷みやすいので、野菜室などで保存し、
 なるべく早めに使い切るようにしてください。





補足

馬鈴薯
歴史 ●原産地→南米アンデス山脈のペルーやボリビア辺りの高原地帯

●1500年代頃インカ帝国を滅ぼしたスペイン人によって、ヨーロッパに持ち帰るも、
 毒があるという噂が広まり、観賞用や飼料用としてしか普及しなかった。
●食用として一般的に広まったのは、ドイツの王様が民衆の前で、
 自らが食べて安全なことを示し、冷害による飢饉の対策として栽培を推進したため。

●日本へは1600年代頃、オランダ人が長崎に持ち込んだのと、
 1700年代頃ロシアから北海道へ持ち込んだのとがあるが、
 日本人の好みに合わなかった為、あまり普及しなかった。

●しかし、明治時代になってから北海道開拓が始まると同時に
 アメリカなどから優秀な品種が導入されるようになり、栽培が定着した。
栄養
ビタミンC→ コラーゲンの生成に不可欠で、血管や神経を強くし、老化を予防。
馬鈴薯のビタミンCは、デンプンに包まれているので、熱に強く損失が少ない。
カリウム → 血中のナトリウム(塩分)を排除する働きがあり、体内の塩分バランスを調節して、
高血圧や動脈硬化の予防。体のむくみを出にくくしてくれる。
豆知識 ●同じように土の中で成長する作物でも、実が出来る場所が違うって、知ってましたか?
 馬鈴薯・里芋は『地下茎』と呼ばれる茎の部分が大きくなって実になり
 サツマイモは『塊根』と呼ばれる根の部分が大きくなって実になる野菜です。

●根と茎の区別は、側根があるかないかや、色でわかります。
 馬鈴薯・里芋など→側根がなく、日に当たると緑色になってしまう。
 サツマイモ    →側根があり、日に当たっても緑色にならない。


里芋

歴史 ●原産地→インドからマレーシアにかけての南アジア

●紀元前2500年頃には海を越えて各地に広がり、日本へは縄文時代に、
 稲作よりも先に伝わっていたと考えられています。
栄養
ムチン   → 糖類とたんぱく質の複合体。特有の粘り気やぬめりをもった物質。
粘膜を潤して、強化する作用あり。
消化器官→ 胃粘膜の強化により、胃潰瘍や胃炎の予防・改善
呼吸器官→ 鼻の粘膜を丈夫にして,風邪などの感染症にかかりにくくする。
ビタミンB1→ 唾液線ホルモンの分泌を促し、食欲増進。
たんぱく質の分解酵素を豊富に含んでいるので、スタミナの増強に寄与。
ガラクタン → 脳細胞を活性化させ、痴呆やボケの予防。
免疫性を高め、ガンの発生・進行を防ぎ、風邪の予防にも働く。
血液中のコレステロール値を下げる。
消化を促進する作用があるので、整腸と便秘の解消に効果的。
豆知識 ●何故『里芋』と呼ばれる様になったのかというと、
 『山にできる芋』の山芋と分けるため、
 『里にできる芋』だから、『里芋』と呼ばれるようになった。
●里芋を煮るときは、水の状態から入れる。沸騰してから入れても、
 表面のみ早く煮えてしまい、芯が残った状態になってしまうため。


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